ストイッククラブ

一般的な栄養学をベースに日々の生活の中で取り入れるべきものと避けていくべきものをブログにしています。

【疲れが取れないあなたへ】慢性疲労の原因とその解決法

 

みなさん、こんにちはヽ(・∀・)ノ

ストイッククラブのゴッティです。

 

 

今日は慢性疲労の原因とその解決法というテーマでお話をさせて頂こうと思います。

 

 

みなさんは、日々の暮らしの中で毎朝寝起きが悪く中々起きられないことや、仕事の疲れが取れず一日中身体がダルいという経験をされているでしょうか?

 

 

今回は現代人の慢性疲労の原因の1つとも言われている副腎疲労について言及していこうと思いますので良かったら最後までご覧になってくださいね。

 

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│副腎疲労とはなにか?

 

副腎とは腎臓の上にある三角形の様な形をした臓器の1つで人間の生命を守るための非常に重要な臓器です。主な役割として副腎皮質と言う所からコルチゾールと言うストレスホルモンを生成します。これは僕たち人間を生命の危機などから守るために敵と戦ったり逃げたりする為に力となるホルモンと言われています。このホルモンには危機的な状況を打破、もしくは回避する為に心臓をバクバクと鼓動させたり、血糖値を上昇させる様な特徴があるのですが、現代社会は人々が日常的に受けるストレスが多すぎる為に、毎日の様に危機的な状況だと身体が感じてしまいます。これにより副腎が疲弊してしまうとコルチゾールの分泌異常が起こり慢性疲労になると言われているのです。

 

 

コルチゾール不足で慢性疲労

 

コルチゾールの分泌異常により、コルチゾールが出なくなってしまうと疲れやすくなってしまうのですが、では何故疲労しやすくなってしまうのでしょうか?それはコルチゾールの役割を見ていくとわかります。コルチゾールは主に身体の中でエネルギー代謝、つまりエネルギーを生産して身体を元気にするという役割があります。そのうちの大きな3つの働きは

 

 

①肝臓で糖を代謝してブドウ糖にしてエネルギーを出す

②筋肉の中でタンパク質を代謝し、アミノ酸ブドウ糖にしてエネルギーを出す

③脂肪細胞の中で脂肪を分解して脂質をエネルギーを出す

 

 

ということになります。つまり、コルチゾール三大栄養素をエネルギーに変換すると言う非常に重要な役割を身体の中で果たしているのです。その為、コルチゾールが不足してしまうとエネルギーの代謝が上手く行われなくなるので、慢性疲労の原因となってしまうのです。

 

 

│副腎疲労の特徴

 

さてここまでは副腎とコルチゾールの役割と慢性疲労の関係について簡単に説明させて頂きましたが、ここからはコルチゾールの分泌異常による副腎疲労が疑われる症状の説明をしていきますので思い当たる症状がいくつあるかをチェックしてみてくださいね。

 

  • 疲れが取れない
  • 寝起きが悪い
  • イライラ
  • 集中力の低下
  • 記憶力の低下
  • 性欲減退
  • 仕事がはかどらない
  • 精神的な問題など

 

が挙げられます。この他にも副腎疲労の特徴として、代謝ホルモンの低下による肥満コルチゾールの異常分泌によるメラトニン不足が原因の不眠なども引き起こされてしまうのです。コルチゾールメラトニンの関係性はこちら↓

 

www.stoicclub131.com

 

 

また、副腎疲労の方は低血糖になりやすく甘いものを食べたくなりますし、コルチゾールには血液中のナトリウムを保持する特徴があるので、コルチゾール不足により低ナトリウム状態になると塩辛いものを欲してしまうようになります。さらにもう1つ症状がコーヒーなどのカフェインを好むという特徴的なものもあります。

 

 

カフェインはアドレナリンを刺激したり、一時的にコルチゾールの数値を上昇させる特徴があるのですが、これは雑巾を絞るような感じで無理やりコルチゾールを絞り出している様な状態なのです。カフェインによって身体は一時的に元気になる為、コーヒーを飲めば身体が元気になると錯覚してしまうので身体はカフェインを欲するのですが、カフェインの過剰摂取はさらに副腎疲労を進行させてしまうことになりかねないのです。

 

 

│アレルギーやメンタルにも関わるコルチゾール

 

冒頭でも軽く述べましたが、コルチゾールはストレスホルモンとも呼ばれており、ストレスを回避する役目も担っているので、不足してしまうと精神的にも元気がなくなるので、うつ病になってしまったかのような状態なることもあります。この状態で病院にかかってしまうとうつ病と誤診されてしまう可能性もあり、抗うつ剤を投与されてしまうと副腎疲労とは関係のない脳に作用してしまうので、最悪の場合、抗うつ剤の依存症という負のスパイラルに陥ってしまうのです。

 

 

また、身体の炎症を抑えるような役割もありますのでアトピー性皮膚炎、花粉症、慢性鼻炎、ヘルペスコルチゾールの不足が原因で起こっている可能性もあります。

 

 

│副腎疲労の解消方法

 

では、副腎疲労を解決して行くためにはどの様なことをしていけばいいのかということを最後にお話させて頂こうと思います。

 

①リラックスする時間を作る

 

現代社会はストレス社会とも言われています。中々、そのストレスを解決したり、回避することは困難かもしれませんが、1日の中で何も考えない時間や瞑想をする時間を取り、脳や身体をリラックスさせて頂けると良いとされています。

 

 

②深呼吸

 

副腎疲労となってしまっている場合、自律神経のうち交感神経がずっと優位になっている状態である可能性が高いのでゆっくりと深呼吸をして呼吸のパターンを変えて副交感神経が優位になるように心がけて行くことが理想的です。

 

 

③身体に悪いものを避ける

 

副腎疲労の原因となるような食習慣を是正することも重要になってくるので、カフェイン、ニコチン、アルコールの摂取は過剰にならないように気をつけて、炎症を促進するような糖質やオメガ6脂肪酸化学調味料食品添加物が多く含まれているような加工食品などを普段の食生活でなるべく摂らないようにしていく注意も必要です。消化に悪いものはそれを分解する臓器にも負担を掛ける為、内臓疲労によって慢性疲労にも繋がっていくとも考えられます。内臓を休ませるためにも、消化に悪いものを避けた上で1日1食などの減食をするとさらに良い効果が発揮されると考えられます。

 

 

はい、言うことで今回は慢性疲労でお悩みの方へ、副腎疲労についてのお話をさせて頂きました。また次回の更新でお会いしましょうヽ(*´∀`)ノ