ストイッククラブ

一般的な栄養学をベースに日々の生活の中で取り入れるべきものと避けていくべきものをブログにしています。

【重要】止血と強い骨のために必要なビタミンとは?

 

みなさん、こんにちはヽ(*´∀`)ノ

ストイッククラブのゴッティです。

いかがお過ごしでしょうか?いつもブログをご覧になって頂き誠にありがとうございます。

 

今回はいよいよ、ビタミンシリーズの最終回という訳で、あまり聞き馴染みではないかも知れませんがビタミンKについての紹介をさせて頂こうと思います。

 

f:id:gotty131:20191030175913j:plain

│ビタミンKの作用

 

ビタミンKは前回までに紹介したビタミンの中でビタミンA、D、Eと同じ脂溶性のビタミンになり、主に緑黄色野菜などに多く含まれています。ビタミンKはK1からK7までありますが、自然界に存在するのはビタミンK1とK2のみになります。ビタミンEまで順番通りなのにビタミンKから急にアルファベットが飛んだのは何故?と思われるかも知れませんが、ビタミンKの名付け方は少し他のビタミンと異なり特殊で、【凝固】を意味するドイツ語の頭文字のKに由来しています。

 

 

つまり、このビタミンは凝固に関わる様な重要なもので出血した際の止血などのケースで活躍する栄養素なのです。つまりこのビタミンが不足してしまうと出血が止まらなくなったり、鼻血が頻繁に出るような症状になると言われています。また、ビタミンDと同様に骨の強度に関連してくるような栄養素にもなるので、不足すると骨粗鬆症や虫歯の原因にもなると言われています。

 

 

 

│ビタミンKを多く含む食品

 

記事の冒頭で軽く触れましたが、ビタミンKにはK1とK2と言う自然界に存在する2つの種類があります。このうち、ビタミンK1は植物の葉緑体で生成されるので緑黄色野菜や海藻類などに多く含まれています。一方のビタミンK2は微生物が作り出す栄養素になるので、納豆に含まれる納豆菌やキムチに含まれる乳酸菌から摂取することが出来ます。

 

また、このビタミンKは僕たち人間の腸内細菌によっても生成することができるので、基本的には欠乏症にはなりにくいとは言われていますが、現代人は腸内環境があまり良くないとされていますので、ある程度は気にしていた方が良いと考えられます。特に病気で長い期間抗生物質を投与されている様な人は抗生物質によって腸内の善玉菌も殺されているので注意が必要です。

 

 

また、乳児に関しては特に注意が必要で、まずこのビタミンKは胎盤を通りにくく母乳にあまり含まれていないと言う特徴もあり、さらに乳児の腸内には腸内細菌が少ない為、ビタミンKが生成されにくく不足しやすいと言われているので注意が必要です。乳児の体内のビタミンKが不足してしまうと頭蓋内出血や消化管出血などの諸症状を引き起こすとケースもあるようなので、妊婦さんや新生児を持つお母さんはしっかりとビタミンKを含む様な食事を心がけて頂きたいです。

 

 

はい、という訳で今回はビタミンシリーズの最終回となりました、ビタミンKについてお話をさせて頂きました。最後までご覧になって頂きありがとうございました。