ストイッククラブ

一般的な栄養学をベースに日々の生活の中で取り入れるべきものと避けていくべきものをブログにしています。

【必見】和食でこれらのビタミンはバッチリ補えます!

 

みなさん、こんにちはヽ(*´∀`)ノ

ストイッククラブのゴッティです。

 

皆さんのお住まいの地域は大雨の影響は大丈夫でしょうか?

台風19号に引き続き災難が続いておりますが、被災した地域の1日でも早い復旧と復興を心よりお祈りしております。

 

 

さて今回はビタミンB群のお話の続きで、以前にお話させて頂いたビタミンB1とB2以外の残りの6種類である、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12、パントテン酸、ビオチン、葉酸を2回に分けてお話させて頂こうと思います。

 

 

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ナイアシンの役割とペラグラ

 

ナイアシンとはビタミンB3とも言われるビタミンB群の栄養素です。主な働きとしては三大栄養素である、糖質、タンパク質、脂質を身体のエネルギーに変換する際や、肉や魚に含まれるタンパク質が筋肉や皮膚などの細胞になる際の補助、またアルコールの分解をする際にも不可欠な栄養素になります。

 

ナイアシンは食品でも補えますし、身体の中でも必須アミノ酸であるトリプトファンから生成することも可能なので、あまり欠乏症として見かけることがありません。但し、過去にトウモロコシを主食とするような地域でこのナイアシンの欠乏症であるペラグラが流行ったと言うことがあります。

 

 

ペラグラと言う病気は普段聞きなれない病名ですが、皮膚障害や神経障害を引き起こし、最終的に精神障害を引き起こして狂って死んでしまうと言う病気です。身近な病気ではありませんが、口内炎が出来やすい様な方はこの欠乏症の一種なのかも知れないので大酒を避けてナイアシンを意識した食事を心がけると口内炎が出来にくくなることが期待できます。

 

 

一般的にナイアシンは鶏肉やレバー、カツオやぶりなどの大型魚に多く含まれているとされていますが、肉類はその質の善し悪しによって健康状態を左右されてしまいますし、大型魚は生物濃縮の観点から積極的な摂取はオススメすることが出来ません。やはり、ここでもオススメなのが【まごわやさしい】食になってくるのですが、ナイアシンを多く含むものはマイタケや椎茸のきのこ類になってくるので、こちらの方が健康被害を被りにくいと考えられます。大型魚の生物濃縮についてはこちら↓

 

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│ビタミンB6の役割

 

ビタミンB6もタンパク質をエネルギーに変換する際や筋肉や血液を生成する際に欠かせない栄養素になります。身体の中でタンパク質が適切に使用されるように分解した上で、アミノ酸を合成するなどの役割があります。この栄養素は白米を主食とする日本人には不足しにくい栄養素とは言われていますが、昨今の流行りである糖質制限などを間違った方法で実行してしまっている上に肉類を多く食べてしまう人には不足しがちなので注意が必要です。ビタミンB6は不足してしまうと、皮膚炎や口内炎などのお肌や粘膜のトラブルを引き起こすと言われているので、その様な症状が気になる方は1度、ご自身の生活習慣を見直してみてくださいね。糖質制限についての記事はこちらをご参考にされてください↓

 

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│赤いビタミンの正体はなに?

 

本日、最後に紹介するのはその赤さゆえ【赤いビタミン】と呼ばれるビタミンB12になります。ビタミンB12は次回以降に紹介する葉酸とチームになって活動する様なビタミンで、この葉酸と一緒に協力して血液細胞である赤血球を合成する役割があります。このビタミンが不足してしまうとおかしな形の赤血球が生成されたり、赤血球の数が減少してしまうので、貧血の原因にもなりうるのです。

 

また、ビタミンB12には脳や脊髄にある中枢神経や末梢神経を正常に機能するようにコントロールする様な役割もある為、不足してしまうと不眠症や肩こり、症状がひどくなると認知症などの原因になるとも言われています。

 

ビタミンB12はきちんとバランスの取れた食事をしていれば腸内細菌によって生成されるので心配はないのですが、現代人は偏食や小麦、砂糖、粗悪な油によって腸内環境がよくないと言われていますので絶対的に欠乏症にならないとは断言できないと考えられます。ビタミンB12を多く含む食品は一般的には肉類や魚類と言われていますが、先述の通り、肉類と魚類はその質や産地などの観点から積極的な摂取はオススメできません。ここもやはり和食になるのですが、味噌や納豆などの発酵食品にも多くビタミンB12が含まれているので、こちらの方が安心して摂取出来ると考えられます。こうして見ると和食の万能さには本当に驚かされますね。

 

 

はい、という訳で今回はビタミンB群の内のナイアシン、ビタミンB6、B12についてお話をさせて頂きました。最後までご覧になって頂きありがとうございましたヽ(*´∀`)ノ