日本酒に迷ったらコレを注文しよう！
みなさん、こんにちはヽ(*´∀｀)ノ
いきなりですが、日本酒専門店などで、格付けや銘柄などが色々ありすぎて何を飲めばいいか迷ってしまったことはありませんか？
吟醸や本醸造や特別純米などなど、意味もわからず僕は飲んでいました（笑）
今日は皆さんにどんな種類の日本酒があって、どれを選べば身体に良いのかを簡単に紹介させて頂こうと思います。
山廃純米吟醸無濾過生原酒ください！（笑）
こんな注文の仕方をすると、「一体、どんなマニアックな奴が来たんだ？」と思われるかも知れませんが、この銘柄や名称が付いた日本酒はミネラルなどの栄養素が豊富で悪酔いすることもなく、非常に身体にも良いとされています。どんな日本酒でも良いといえばいいのですが、出来るだけ添加物などを避けて健康的に飲んでいくのであれば少なくとも山廃、純米、生原酒この３つのキーワードは抑えておいた方がいいと思います。
選ぶなら本醸造より純米酒を選ぼう
まず、日本酒はお米だけが使われているか、お米とお米以外のものが含まれるものかで大まかに種類が分かれてきます。
はい、勿論選ぶなら純米酒一択です（笑）醸造酒には醸造アルコールが含まれているので、お米以外にもトウモロコシやサツマイモなどの他の穀物が入っているようなお酒になってきます。
純米酒は純粋に米だけで製造されているので、余計なものでかさ増しをされていない日本酒になってきます。
吟醸と大吟醸の違い
次によく見かけるキーワードとしては、吟醸と大吟醸というものがあります。これは精米度合いによって名称が変わってくるのですが、一体どう言ったものなのでしょうか？
まず精米歩合とは、玄米を１００とした時にその割合と比べて何％残っているか？
というものになってきます。
つまり、お米が多く削られてしまっているのが大吟醸で、比較的削られていないのが吟醸ということになってきます。
コクがあるのが純米酒の特徴なのですが、それに対して純米大吟醸はアッサリとしたフルーティーな味わいになってきます。間を取りたいのであれば純米吟醸がオススメです。
生原酒って何？
普通、日本酒というのは製造される際に水などを添加されたり、加熱殺菌処理をされたりというような工程を踏んできます。生原酒は製造工程において、水も足さなければ、加熱殺菌もしないというものになります。
日本酒のラベルを見たときに、生原酒と書かれていなければ水も足されている上に、加熱殺菌もされているということになるのです。
加熱殺菌のお話をさせていただくと、日本酒は製造工程において普通２回殺菌を行うのですが、、、
まず日本酒はもろみを１ヶ月程度発酵させたところで絞り込み、日本酒と酒と酒粕に分けます。その時点でまず１回目の加熱殺菌を行い、その後、半年～１年貯蔵します。
その貯蔵期間が終了後、つまり出荷前にもう一度加熱殺菌をするのが通常の日本酒の加熱殺菌処理になってきます。
つまり、通常の日本酒は（加熱→貯蔵→加熱→出荷）という工程を経て市場に出回ります。
さて、この他にも最初の加熱殺菌をしなかったり、出荷前の加熱殺菌をしないというものもありますのでご紹介すると
①加熱なし→貯蔵→加熱処理→出荷・・・生貯蔵酒
②加熱処理→貯蔵→加熱なし→出荷・・・生詰め酒
うーん、ややこしい（笑）端的に言うと日本酒にこれらの文言が何も書いていなければ、２回きちんと加熱殺菌されているということになってきます。
③加熱なし→貯蔵→加熱なし→出荷・・・生酒
これが酵素が生きた本物の生酒ということになってくるのです。
選ぶなら生酛（山廃）がいい
普通、日本酒というと製造するときに人工的に乳酸を添加して酵母菌以外の雑菌が繁殖しない環境を無理矢理に整えてからお酒の酵母だけが発酵できるようにするのですが、このやり方だと昔ながらの伝統的な方法ではなくなってきます。
伝統的な製造方法は酒母をじっくり育てて、地下水の天然の乳酸菌が酸っぱく育つまで待つという非常に手間と時間がかかる製法で生酛（きもと）という手法になってきます。
生酛の中でも山おろしという大変な作業を踏まないのが山廃（山おろし廃止酛の略）になります。生酛も山廃もどちらも人工的に乳酸を添加してないので生酛であることには変わりがないのですが、自然の乳酸が一杯入っている分独特の酸っぱさがあるというものになってきます。
最後に、無濾過のものを選んだほうがいい理由は、濾過をしてしまうとミネラルも一緒になくなってしまうからです。
はい、という訳で、次回日本酒の専門店で注文する際は
山廃純米（大）吟醸無濾過生原酒をください！
と高らかに言ってみましょう（笑）
今日も最後までご覧いただきありがとうございましたヽ(*´∀｀)ノ
